パーヴィフォリアの変異について他々と述べてきましたが、ただ、変っているいるだけではありません。「え、なぜ?」と思うようなことがあるのです。
1,レギーネに先祖返りしたタイプ
葉が大きくてレギーネと呼んでも良いようなグループです。それでいて、レギーネよりは固く、締まった姿ですから、中々、面白い系統ですが、欠点も多いのです。それは、どういうわけか、花立ちの点で不足があるのです。花の質は悪くないのですが、この点だけが困ります。レギーネより葉が小さく面白い姿です。
2,無葉のジャンセア型
数は非常に少ないのですが「頑固」なのが特徴です。親が黄色種でも子供は「先祖返り」してオレンジ花になるのが多いのです。なぜ、こんなことが無葉系だけに起きるのか不思議です。無葉黄色種の出現率は低く貴重です。
3,正常で、見込み通りのタイプ
大体が交配の予想に従ってくれますから、交配全体がひねくれているわけではありません。レギーネとジャンセアを足してるで割った姿よりは、葉がやや小さく、細いのが多いようです。頑固なのは特殊な系統だけに限られます。
4,中葉に優秀花が多く出現します
なぜなのか不明です。この形こそが、この系統の中心なのかも知れません。
5,高嶺の葉「小さく、短く、丸い葉のパービフォリア」」理屈では簡単に出来そうでも、実際には滅多に現れない、あこがれの品種です。育種家でさえ、こうなのですから、一般に出回るのは何時になるでしょうか。姿は特別でも、何でもありません。あっても不思議はない、普通の姿です。それなのに生まれるのが難しい宿命を背負っています。世の中の矛盾を感じます。
このように、様々な現れ方をしますから、今後、人々の好みで固定化されてゆくことでしょう。
