ストレリチア秘話No.926 ストラリチアは葉形によって生育の速さが違う

 私の栽培場では、養成中の苗は広い面積ではなくても目立ちます。それは生育が早いからです。だからといって全部が同じではなく、葉の形によってスピードが違います。大きなレギーネ型は早く、葉の小さいジャンセア型は遅いのです。これは構成している葉緑体の量の差によるものでしょう。

 でも、この差は決定的なものではないことが面白いところです。ジャンセアも、パービフオリアも、本葉12枚目あたりから、本来の葉形に移行し、落ち着くのは10年後ぐらいでしょうか。葉の大きさ、形が変化するのは苗の時だけのことなのです。面白いのは、レギーネ型の大きな葉であったのが最後は小葉や無葉に落ち着くのも出てきますから、途中の段階で決めつけるわけにはいかないのです。その差が個体によって違うのですから。

 このように葉の形によって、生育の差があろうとも、それは途中でのできごとなのです。

 このようなことが多く起きるのですから、苗の集団を観察するのが習慣になってしまいます。

 ストレリチアの育ち方は一様ではありません。だから面白いのです。