実は、あるんです。しかも、複数で?「お金がないからストレリチアの高級品は手が出ません」などと言う人には縁の無い話です。何しろ、高いも、安いも、未だ、値段がついていないんですから。この状態では、しばらくの間は入手不可能でしょう。
それなのに、どうしても欲しいと思う人が出てくるのが、この世の中です。手がないわけではありませんが、ここでは秘密にしておきましょう。それなりの事情があってのことですから、価格の問題ではないからです。特に最高品種の育種を目指すなら、これを使わずにはいられない程の価値があるだけに譲る相手の選択は慎重なのです。お金を積めばすむ話ではありません。だからといって自慢話として、ひけらかす心算はありません。これからの時代に入手の方法がなくはないですよ、という提案でもあるのです。
問題の核心は、その品種の形質が露(あらわ)になってしまってからの話だということにあります。その品種は交配、実生の結果、生まれてきたのですから、未だ、判明していない未知数の時代もあったわけで、その時だったら、普通の値段で楽に買えたた筈です。ところが、そういう特殊な品の販売のルートが出来ていませんから、この場合、入手が可能であったか、どうかはわかりません。
今後やれることを簡単に説明しますと、交配実生苗をまだ未開花の内に販売することなのです。これなら、どれが当りクジなのかは分りませんから高い値段で無くても済みます。
それでも交配した側は可能性がわかっているわけですから、そう安い値段でもないでしょう。
この方法で買い手がついてくれれば作る方もやってくれるでしょう。とにかく、買い手が出るか、どうかが決め手なのです。買い手は、これは、あくまでもクジであることを自覚していなければなりません。でも、この方法以外には特別品種を手に入れる道はないのです。
まわりくどいと思われるかも知れません。それは、断られた経験が無いからです。自分の進むべき道を発見した人にとっては、どうということではないでしょう。
