6月に播いたストレリチア種子の発芽は何とか順調に進みましたが、その後がいけません。
子葉は出たものの本葉が続かないのです。原因は分っています。水やりが多過ぎたのです。
発芽したばかりの苗は、まだ根がありませんから、水が吸えなくて土の乾きが遅いのです。
こんなことは長い間の経験でわかっているはずなのに失敗を繰り返してしまいます。大量に播いたので、苗が多すぎて困ったな、と思っていましたから、使える苗の数が減っても大きな支障はありませんから大丈夫です。
私の所へは栽培上の失敗話が多く持ち込まれます。その大部分が私自身も経験したことですから気楽に答えられるのです。私達の日常は失敗の連続といってもよいほどですから、余程の障害がない限り、いちいち、気にしてなど居られません。
私の仕事は育種ですから、尚更で、普段は望み通りにならないことの連続です。それでも、時には成功も起きますから続けていられるのです。多くの失敗の中から成功が生まれてくるのを経験していますから、「ああ、また、やってしまったか!」
と、済ませているのです。つまり、失敗の落胆の中に、運良く成功の喜びが訪れることを続けています。ストレリチア栽培家も同じはずです。ただし、失敗ばかりでは困ります。時には成功の喜びがなければやっていられません。
