これは大変、重要な問題です。この二筋道のどちらを選択するかで、その人のストレリチアとの関わりが大きく変ってしまいます。花と人の関わりは花の種類によって違います。人がその花に何を望むのかは、その花の性格次第なのです。例えば、カーネーションは、一定品質の花が大量に必要とされます。そのために、同じ規格で揃った品を生産しなければなりません。この場合、同じ品種であればよく、一本、一本が個性を発揮しては困るのです。このために無菌培養の後、挿し木で大量に殖された苗が植えられます。カーネーションは、このような栽培に向くように作られてきたのです。
ストレリチアはどうでしょうか?私は、そこまでの大量消費は望まれていないと見ています。少量で個性的な品質が望まれているのではないでしょうか。つまり、同一規格、大量生産が向いる花ではないのです。一般には、切り花栽培は大量生産、趣味は特殊で少量と思われがちですが。実態は、そうなっていません。切り花栽培にも個性的な人がいたり、趣味でありながら大量生産品を扱ったり、は珍しいことでありません。
洋ランでは基頂栽培の普及が栽培家の情熱を下げてしまいました。量を多くすると逆効果を生む教訓です。幸い,ストレリチアは基頂栽培は有利ではないので、優秀品の大量生産はまぬかれています。
花と人の関係は需要と供給のバランスが大切なのです。ストレリチアは、ほどほどの量が向いている花と思っています。

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