私はジャンセアが好きなのです。改めて圃場を見渡すとジャンセアの割合が多くなっているのに改めて気がつき、我ながら驚いている有様です。だからと言って、ストレリチアの将来、全てを担えるか、となると、少々、心配な面もあるのです。それは、やはり、葉を失ってしまった結果、光合成の不足が引き起す、花立ちの少なさにあります。勿論、花立ちの良い系統を残すよう心がけてはいますが、それでも、レギーネに比べれば不足です。花を多く出し過ぎた翌年は休むことが多いのです。といってもレギーネでは草姿の繁茂に困るのです。
この間を取れるのは中間種のパービフォリアしかありません。草姿、花立ち、ともに十分な条件を備えているのが多いのですが、育種家から見ると、まだ、葉の形に不満があるのです。極く小葉の場合は形の優れた系統もありますが、少し、大きな葉になると、細くて長い形が多く、まだまだ、不満なのです。現在、「ゴールド、クレスト(レギーネ)」と「ジャンセアゴールド』との交配の第1回目の苗を養成中ですから、この中から希望の形が出てくれるのを期待しているところです。
パービフォリアなら小さいながらも葉がありますから、そう違和感もなく受け入れてもらえるでしょう。
