ストレリチア秘話No.971 ストレレチア一族の進化の差に対しての私見

 ストレリチアは大小あわせて5種あります。小柄な無茎種は大型の有茎種から乾燥してきた大地に適応するために進化したのではないかと私は見ています。実は、この両者には思わぬ違いがあるのです。それは後からの無茎種が種内の変化が多く発生するのに対し、大型種の方は種内の違いは殆どなく、みんな似たり、寄ったりなのです。これは興味深い差です。

 片や、大型種は、古くなって進化をやめてしまい、代って新進の無茎種が若さに任せて、大いに進化しようとしているのでしょうか。これは私見に過ぎません。敢えて云えば、無茎種の中でも、初めに生まれたレギーネよりも、後からの新しいパービフォリアやジャンセアのほうが変化が激しいのです。こうなると、引っ込み思案の私見だなとと、のんびり構えていられなくなってしまいます。

 このような事案は証拠がハッキリしませんから、多様な説が現れてきても不思議ではありませんが、今のところ、他にはないようです。とにかく、こんなことにまで首を突っ込むストレリチア研究者とはご苦労様な事です。専門家とは、何から何まで分っているのではありません。せいぜい、ストレリチアに対して少しは知識がある程度なのです。つまり、簡単にいえば、

 今、どこまで分っていて、どこから先がわかっていないのかが分っている程度だといえるでしょう。