ストレリチアが進化していると述べていますが、それは自生地で自然が起こしているわけではありません。自生のストレリチアは何ら変ってはいません。変化したのは人が育てたもの、つまり、人工栽培での中です。このことは何もストレリチアに限ったことではありません。犬や馬を始め、多くの家畜に同じ事が起きています。
これは必ずしも人が勝手にやったのだというわけではありません。操作したのは人に違いはありませんが、元々の可能性があったものを人が引き出したともいえるのです。言葉を変えれば、長い時間をかければ自然でも起きたであろう事を人が短縮して、やってしまった、といえなくもないのです。犬などは、限界の範囲内までやってしまい、もう、これ以上は変化はしないのではないか、などの説もあるほどです。
ストレリチアも、人の好みの方向に進んでいるというか、やはり、選抜の目標が人工的で
1,花立ちのよいものが多くなりました
自然の厳しい環境下では必要以上の開花はなかったのですが、人の保護下では限界まで咲かせられるようになったのです。それに呼応したのでしょう。
2,華やかな花が多くなりました
自然では、サンバードを惹きつければ良かったのが、人の美しさへの期待はキリがありません。ますます、華やかさを増してゆくことでしょう。
3,小柄なストレリチアが多くなってきました
これは、わざわざ望んだわけではないのに実生苗から多く出るのです。自生地では低すぎるのは望まれていないのに、と思うのですけれども、栽培用には小さいのが好まれます。
このように人の好みの方向に進んでいるようです。悪いことではないでしょうが、それでも、行き過ぎない程度のつつましやかな自制が必要なのではないでしょうか。
