ストレリチア秘話No.986 「秘話」はどのように生まれ出るのでしょうか?

 この「秘話」も1000号に近づいてきました。この辺りで舞台裏を確かめようと思い立ちました。読者の皆さんは、私が始めから、書かれた内容を持っていて、それを表現しているのだと思うでしょうが、私自身は、それほど、はっきりした内容を持っていたのではないと思っています。

 私は、自分なりにストレリチアについての長い経験と知識は身についているだろうとは思っていましたが、それが、いかに曖味で、形をとっていなかったかを思い知らされたことがあったのです。娘から、私の後を継ぐために個人的に講義して欲しいといわれましたのでいざ、やろうとしたのですが、何から始めたら良いのか、何を話せば良いか全然、見当がつかず困ってしまったのです。そこで気がついたのは、私が持っていたのは、雑然として、まとまりのないもので、はっきりとした形がないからだ、と気づいたのです。そこで、テキストのように、まとめなければ、と始めたのが「秘話」だったのです。

本来なら、全体の構成を考え組み立てなければならないのでしょうが、そこまでの責任は負わず、やれることからやるしかないと手当たり次第に手を付けてしまったのです。ところが、いざ、書こうとしても、何も出てこないのです。当然です。

もやもやとして、形のない知識しか持っていないのですから。それでも曲がりなりにもスタートすることができました。やってみると、そう苦にするほどでもありません。何しろ。形はどうあれ、素材は持っているのですから、後は加工すればよいのです。でも、どうにも難点がついてまわるのです。

 それはテーマが決まらなければ引き出すことが出来ないことです。これには毎日、四苦八苦しています。

 それにしても気楽にやろうとして、思いつきで書き散らしていますから、本格的には分野別に仕分けする必要があるでしょうが、私には、もう、そこまでの力が残っていません。