栽培家の性分が仕事の仕方にもろに表われます。例えば、植え替え時の目安です。
長い年月を経て、鉢一杯になって、どうしようもなくなってから、ようやく、植え替えるノンビリ派もいれば、早めに手回ししなければ満足できないセッカチ人間もいます。どちらかと言えば、私は早めの方ですが、これは、どちらがいいかという問題ではなさそうです。植え替えばかりではありません。あらゆる作業に、この違いが表われますから見ていて、笑いたい気分になってしまいます。こればかりは、その人の性格が表われてしまうのですから、どうしようもありません。
ストレリチアは千年も生き永らえる植物ですから、手当が早かろうが、遅かろうが何ら気に留めるようなことはありません。実は、このように鷹揚な植物は多くないのです。私は長い間に多くの植物を手がけてきましたが、最後まで残ったのがストレリチアなのです。でも、それは、如何にこの植物の対応がゆるやかであるかの証拠です。気難しい仲間はさっさと消えていってしまいましたから。
