ストレリチア秘話No.1097 新しい植物の発見 採取に命をかけた人々気楽な現代の現実派

 18世紀、19世紀は世界中から植物がヨーロッパに運ばれ、人々が魅惑された時代でした。

現代に生きる私たちは、その恩恵を受けているのです。後からの名称の“プラントハンター”と呼ばれる人たちが命をかけてまで世界中を回って初めて見る珍しい植物を採集し、運んできたのです。今から思えば不可能と思われるほどの苦労や危険の中を潜ってきたのです。運悪く命を失ったのも珍しいことではありませんでした。外国人の流入や植物の持ち出しを禁じるなどは極く当たり前の中を必死で潜り抜けるなどは、いつものことだったようです私たちが今、何の気なしに扱っているストレリチアもフランシス マッソンが、まだ、誰も足を踏み入れたことがない東ケープ州をケープタウンから 200km以上も踏破して発見、採集し、帰りのコースでは原住民に襲われ命からがら持ち帰ってきたのをロンドンのキューガーデンのバンクス宛てに送ったのが始まりです。

 私は、彼らプラントハンターの記録を読むのが大好きです。今、何の気なしに見ている植物と人との出会いを教えてもらえるからなのです。命をかけてまで、その植物を手にしようとした人もいたのに、現代は気楽に手に入れて働かせようとしても思い通りにならないと嘆く人さえいるのです。植物に対しての姿勢が、あまりにも違いすぎます。