外来の植物も色々です。セイタカアワダチソウのように我が物顔に振舞っているものでさえも、まだ移住者としては認められていませんから、毎年、生息地を追われて新しい場所を探しています。生物が住み着くのはたいへんなことらしいのです。ストレリチアは新参者でも適応の巾が広いので、人の助けがあれば日本でも生きてゆけます。それでも、籍はアフリカに置いたままですから移住するなど考えられないことです。それだけII代目、まだ同化出来ていないのですから、面倒を見る人の方は気を使わねばなりません。それでも園芸植物の中では融通の利く方なので助かっているのです。
近年の植物社会学では、植物同士の社会的掟の締め付けは相当に厳しいものらしいのです。これは、われわれ人間には感じ取れないことでしょう。我が国、古来の植物なら兎もかく、新入りのストレリチアを扱うに当っては気を配らなくてはならないことだと思っています。
特に配慮が必要なのは、庭園に地植えする場合です。一度、植えたら動かせないし、周囲の植生の影響も避けられないからです。その点で鉢植えは移動自由ですから気楽です。

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