ストレリチア秘話No.1135 ストレリチアの出現は地球の環境変化が産みだした?

 前章でストレリチアが定住したお伽話を書きました。でも、間違えてはならないのは、こんなことは滅多に起こらないことです。最初のストレリチアは大柄な植物で、鳥の形の花となったのは、あれほど栄えた恐竜が絶滅し、地球環境が大変動した時代だったのではないでしょうか。だからこそ、あんな奇妙花が生れたのだと思えるのです。

 次にレギーネとして生まれ変わり、新しい定住地に進出したのは地表が乾燥化してきた数百万年前らしいのです。気候の変化で、今までの植物が枯れて空白地帯が出来たからこそ移住の機会が生まれたのでしょう。安定した植物社会では新たに侵入することなど許されなかったはずです。ジャンセアの移住は、もう少し遅れたのではないでしょうか、乾燥化が、もっと進んだためですが規模は、もっと小さく中程度であったろうと思います。ジャンセア自生の広がりの狭さが示しています

それ以来、ストレリチアには変化がありません。平年では何も起こらないのです。生物の進化は部分的な個体の変化は徐々に進行するにしても、種としての大変化はある時期に一斉に起きるのではないでしょうか。現代は、その時期ではありませんから平穏無事なのです。世の中の変化は、どう起きるかは見当も付きませんが、後知恵では、その事情がわかります。ストレリチアのように奇妙な花を扱うには、こんなことまで関心を持たねばならないのです。