ストレリチア秘話No.1136 ストレリチアの有用度は文明と共に上昇してきました

 物の価値は時代と共に変わります。ストレリチアだって同様です。長い原始の間は人間にとってストレリチアは、大して役に立つ植物ではありませんでした。昔からの言い伝えの物語りの中には殆ど登場してこないからです。せいぜい、飢饉の時に種子を食べたとあるぐらいです。それとて、大した量は採れませんから平時は無視されていました。葉や茎だって何の役にも立っていなかったのです。

 評価が一変したのは、ヨーロッパの文明社会へ紹介されてからです。人々は、この花の美しさ、奇妙さに驚き、絶賛しました。その後、切り花として使われるようになり、現在では庭園、鉢植えと趣味の世界にまで広まってきています。この花は文明社会に向いているらしいのです。それでも、まだ、十分に生かされているとは思えません。この植物は、別な環境にも適応する能力を持っているのです。まだまだ、新しい用途が生まれてくるでしよう。ストレリチアに関心を持つなら、使い方を今までの方法にとどまることなく発展させてゆくべきです。それほど可能性の大きい植物と受け止めなければなりません。

 これから、どんな面白い使い方が出てくるか楽しみにしています。幸いに、今までなかった新しい系統が開発されてきていますから用途が広くなってきているのです。材料は揃いました。