植物の楽しみ方もいろいろです。気楽に側において置くだけで満足する人から、その植物については、あらゆることを追求しなければ気が済まない人に至るまでの広がりがあります。ところがストレリチアは遅れて参入したために、正確な情報が伝わり難いのです。
気を付けないと間違ったことや、時には迷言までが出回ってしまう状況が続いてきました。
そこで、この「秘話」を通じて、現在までに分かっている知見を出来る限り伝えようとしているのです。南アフリカでは国花でもありますから、あらゆるメディアを通じて伝わっていますが、他の国々では通り一遍のことしか取り上げられていないのが実情です。それだけに専門の研究者もいないに等しく、結果として迷信まで通用してしまうのです。従って栽培家としては正確な情報を入手するのが簡単ではないことになってしまっています。そのために、入手した内容が正確か、どうかを、まず確かめなければ、と余分なことまで起きてしまうのです。つまり、ストレリチア栽培では正確な知識を身につけることが最初の一歩になってしまっているといってもよいでしょう。そんなことは当たり前ではないか、と言う人もいるかも知れませんが、これが実態なのです。
目の前には、確かにストレリチアが存在しています。でも、それを、どう解釈するかによって意味が違ってしまうのです。私としては、それをできるだけ真実に近づけようとしています。
私たちが、どう受け止めようが、目の前のストレリチアには変化があるわけではありません。私たち自身の問題なのです。
