ストレリチア秘話No.897 植物は環境の変化を学習し、結果を記憶することができるのか?

 毎日、続く酷暑のせいで頭がボケているかもしれませんので、この章の内容は、全面的な真実と受け取らないで下さい。

科学の最先端は私達、素人の常識を越えて進むことが多いようです。植物では現在、議論を巻き起こしているのが「植物の神経活動」についてです。植物には大脳も神経もありませんが、それでも動物のような認知行動が認められます。これについて伝統学派の人たちは相変わらず低い評価をしているかもませんが、先鋭の人たちは、「植物は動物とは違う方法で同じ事をやってのけている」と主張しています。様々な実験がくり返され、やがては、或る程度の結論に落ち着くことでしょうが、私達は、それまで無関心ではいられません。例えば、こんなことも起きかねないのです。

「ストレリチアは、元は同じ品種であっても、株分けされて、別の場所で育てられたら、経験や学習が違ってくるはずで、そっくり同じとは言えない」と、こんなことが起きるかも知れないのです。つまり、同じ品種であっても、どこから買ったかで、少し違いがある、ということになりかねません。そうなると、人間社会のように「どこの学校で教育を受けたか」と、出身校が問題にされるのに似ていませんか。

将来、何が起きるかわかりませんが、そうなるにしても、全然、見当がつかないことでもなさそうです。